コラム
【G2ニュージーランドT2016】マイルG1路線を狙う3歳馬の戦い!!
2016年4/9(土)中山競馬場にて第34回ニュージーランドトロフィー(G2)が開催されます。
3着馬までにNHKマイルカップへの優先出走権が与えられます。
近年このレースに出走したメンバーの中で特に印象に残っているのはリアルインパクトでしょうか。
リアルインパクトはこのレースにおいては調整不足から11着と上手く結果を残すことが出来ませんでした。
その後NHKマイルカップに進むも惜しくも3着。
この時ダービーに進むかと思われましたが、選択したのは安田記念。
3歳馬で安田記念に挑戦することは稀なことで、出走しても大敗してしまうのが主でした。
しかしリアルインパクトは古馬ストロングリターンを抑え見事勝利。
3歳馬で安田記念を制覇するというグレード制施行後、史上初の快挙を成し遂げたのでした。
今年はどのようなレースを見せてくれる馬がここに挑戦するのでしょうか。
有力馬を何頭かご紹介させていただきます。競馬予想にお役立てください。
アストラエンブレム
前走フローラルウォーク賞(500万下)1着。
スタート良く他にハナを主張する馬がおらず、これまでとは違いハナでレースを進める展開。
ペースも遅く楽に道中を進めると余力十分で直線へ。残り200メートルで仕掛けると他馬を寄せ付けることなくゴールしました。
それまでのレースでは差す競馬が主でしたので、流れが速くなったとしても折り合いさえ付けることが出来れば十分に対応は出来るでしょう。
レインボーライン
前走アーリントンC(G3)1着。
スタート後行き脚がなかなかつかず、後方からのレース運び。
道中でエンジンがかかったように外から追い上げていきます。
残り1ハロンで多頭での追い比べが始まると横1線でゴール板を駆け抜ける瞬間に僅かに前へ出ての勝利。
関東への輸送も経験しているのが大きいですね。
ダンツプリウス
前走アーリントンC(G3)2着。スタート後、中団からのレース運び。
最終コーナーに差し掛かるところで外からレインボーラインが上がっていくのに合わせるように並びかけて上がっていきます。
前述したように追い比べで僅かな差で敗れはしたものの、どちらが勝ってもおかしくないレース内容でした。
中山のマイルは2走前にも経験していますし(ジュニアC(OP)1着)、掲示板を外したのが2000メートルでの出走のみということもあり安定感に期待でき、抑えておきたい1頭であります。
ボールライトニング
前走アーリントンC(G3)8着。
出遅れてスタート、中団でレースを運ぶ展開。
折り合いをつけて脚を溜めましたが、直線での反応が鈍く、思ったように脚が使えていませんでした。
とはいえ、ほとんどタイム差なしの8着だということを考えれば、展開ひとつでひっくり返った可能性もあります。
勝ち鞍2つはどちらも1400ではありましたが、前走の走りをみるとマイルでも十分にこなせる力はあるかと思われます。
こういった馬が人気の一角を担いそうです。
アーリントンCが大接戦であったため力の優劣が付けにくく難しいレースとなりそうですね。