コラム

2017年 春の3歳牝馬特集!

馬の記事イメージ

2016年にデビューした有力牝馬たち!

春のクラシック戦線に向けて、今回はクラシック路線で活躍しそうな有力な牝馬たちにクローズアップしていきたいと思います。
 
素質馬や良血馬など今年も粋の良いおてんば娘が集まっているようです。
 
レース戦歴などをみて2017年牝馬クラシック戦線の有力牝馬を紹介していきます。
格馬の評価については変動する事もありますので、今後のレースの参考程度にお付き合い下されば幸いです。

絶対的人気を誇る『2歳女王』

まずは3歳牝馬を語るにはこの馬からですね。『2歳女王』の称号を持つソウルスターリング
 
父はあの怪物フランケル昨年7月の札幌で開催された2歳新馬戦にてデビュー。
16冠ベビー』と各メディアの注目の的だったソウルスターリングは二の脚は早く中団を追走する形で前を行く2番人気のアドマイヤマンバイをマーク。4角から徐々にスピードアップしなかなか前を交わせなかったがゴール前でキッチリ捉えデビュー戦を勝利で飾った。
 
派手な勝ち方ではなかったにしろ3着以下には5馬身差を付けるなどデビュー早々に素質を感じさせる走りを見せた。その後、東京開催のアイビーS(OP)、阪神ジュベナイルF(G1)を勝ち進み『2歳女王』の称号を手にした。
 
2017年の初戦はチューリップ賞。 ここでもスタートから終始落ち着いた走りを見せ、直線でも持ったままで先頭に並びかけ一瞬にして突き抜ける競馬を見せつけ、桜花賞に向けた完璧な走りを見せつけ、ここまで負けなし敵なしの最強牝馬と言えるだろう。

牡馬を完封!世代屈指のポテンシャルを誇る!

昨年8月、新潟開催の2歳新馬戦にてデビューしたのはリスグラシュー
  控える競馬で指し届かずの初戦は惜しくも2着となりましたが、上がり最速タイで勝ち馬に迫り好走。最後は力強い伸びをみせ力がある事は見せつける内容となった。
 
続く2戦目に迎えた未勝利戦では初戦とは一転、好位を取りに行く競馬を見せた。
  終始手応え良いまま追走し、直線入口では持ったまま先頭へ。軽く促されると後続を突き放してのレコード勝ち!勝ち時計は1分46秒2。と翌日の1600万の1分46秒3に負けない時計を記録。牡馬相手の勝ち上がりという事も踏まえると重賞でも通用する実力を見せた。
  次のアルテミスS(G3)に駒を進めたリスグラシューだが、ここでも十分な落ち着きを見せ自分のリズムのレース運びを見せ勝利。

 
出てすぐ後方からの競馬となり、ずっと外を回され壁も作れない状況ではあったが、上手に折り合いながら残り2F標から追撃態勢に。1F過ぎにあっさり抜け出し素質を見せつけた。コース取りを考えてもかなり強い競馬ができた1戦でした。
 
迎えたG1阪神JFでは2歳女王ソウルスターリングと対決!
 
ここでは大外枠18番と枠順が仇となったのか出遅れポジション取りがうまくいかず3~4角では7馬身ほど外を回らせられるロスが発生。
 
ソウルスターリングには届かなかったものの厳しい状況の中、最速の上がりをマークしソウルスターリングに0.2秒差まで迫れたパフォーマンスは評価できる。
 
精神面が強く、展開を問わずに走れるのがリスグラシューの強みだろう。
まだまだ伸びしろも見込めるだけに注意したい1頭である事は間違いないだろう。

抜群のスピードは父親譲り!リベンジを狙う大型馬!

この馬も怪物フランケルを父に持つ良血馬!ミスエルテ
 
全体的にボリュームのある馬体を持つミスエルテは昨年9月阪神開催の2歳新馬戦にてデビューを果たす。
デビュー戦は単勝オッズも1.3倍と圧倒的なものでした。直線を向くと爆発的なスピードを見せ、もったままで後続を2馬身突き放す快勝っぷりを見せつけ注目を集めた。
 
次に迎えたファンタジーSでは出遅れ後ろからの競馬となったものの、直線ではステッキなしで前を捉えるほどの爆発的な追い込みで度肝を抜かれた。
 
そして牡馬も集う朝日杯FSに挑戦。ここでは堂々の1番人気に支持されるが、中団から伸びに欠けてしまい4着入線と残念な結果となってしまったが、これまでの走りをみても評価を落とすにはまだ早いだろう。
 
ローテーションや戦法次第ではまだまだリベンジが狙える馬である事は間違いなし。
今後の動きには注目したい1頭ですね。

名牝馬の初仔!母子3第G1制覇を目指して!

父はキングカメハメハで歴史的名牝馬のブエナビスタを母にもつコロナシオン
昨年10月の京都で開催の2歳新馬戦にて華々しくデビュー。
道中は急がせることなく後方待機の競馬。新馬戦らしいスロー展開でした。
2着のサトノシャークを見る形で進む中、直線半ばで仕掛けられると抜群の瞬発力を発揮し突き抜けての快勝とブエナビスタの娘らしい強さを見せた。
 
2戦目以降からはなかなか本来の能力を発揮できず、くすぶりつつあるが重賞級の能力を持つ事は確かでまだまだ評価は落とせない1頭でしょう。
 
なんといっても母は年度代表馬にも輝いた名牝馬の中の名牝。祖母には2歳女王になったビワハイジがいる。ここは3代でG1制覇を狙って欲しいものだ。血統的にはマイル色がやや強く出る傾向もある為、その辺も期待したい。

虎視眈々と桜の王座を狙う!

父はダイワメジャー、昨年の優駿牝馬の覇者シンハライトを姉に持つミリッサ
 
昨年11月、京都の2歳新馬戦よりデビューを果たしたシンハライトの妹のミリッサ。姉のシンハライトより一回り小さい414キロの小柄な馬体だがトモのボリューム、前躯の発達度合いは牝馬と考えれば十分。
 
迎えた新馬戦では出遅れ気味にゲートを出るなり中団やや後ろのポジションを追走。
ペースは極端に落ちたが、3~4角で大外を一気に進出するなり4角で逃げた2着馬に並び内外の差で1度は1馬身差ほどのリードを許すも慌てる事なく加速してゴール前でキッチリと差しきりました。ラスト2Fのラップは
11秒1-11秒2とスピードの最大値は相当なもので、マイラーとしての資質を見せてくれました。
 
ここまでの戦歴ではイマイチ力を出し切れていませんが、血統的にも父がダイワメジャーに変わりマイル適正が強調され体質面の強化も期待できる為、G1制覇を虎視眈々と狙っているに違いありません。

強気なローテで2歳女王を迎え撃つ!

昨年の7月、中京開催の2歳新馬戦にてデビューを果たしたアドマイヤミヤビ

デビュー戦はゲートを出たなり、中団からの競馬で勝ち馬の内で流れに乗る形となった。直線に向いた地点であった1馬身ちょっとの差を最後まで縮める事ができず惜しくも2着となった。エンジンのかかりが少し遅かったものの、ラストの伸びはしっかりと伸びていたし落胆する内容ではなかった。
 
未勝利戦を勝ちあがり、迎えた百日草特別では後方でじっくり構え直線コースをロスなく空いた内目へと。抜け出す脚が早く、後の弥生賞馬のカデナに快勝。3着馬だったアウトライアーズもひいらぎ賞を圧勝したとなればアドマイヤミヤビの強さが分かる。
 
そして年明けのクイーンカップでは大外枠という不利な状況もお構いなしに一気に差しきり勝ちを見せ新馬戦の2着以外負けなし。残すは2歳女王ソウルスターリングとの直接対決だが、素質で言えば牡馬を含めても最上級の素質を持つ馬だけに期待できる1頭だろう。

今年の3歳牝馬はハイレベル!

上記以外もまだまだ伸びしろが見込める素質ある良血馬が集まり、今年の3歳牝馬はなかなかハイレベルな戦いになりそうですね。
 
2歳女王ソウルスターリングの独壇場となるか。それを阻止する新星が現れるのか。
今後の戦いがますます楽しみになります。


投資競馬を始める前に!

新着!みんなのクチコミ一覧

通信簿成績表


サイトTOPへ戻る

NEWS